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「インフラ自動化」対応プログラミングスクールで学べる自動化スキル
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- Shou Arisaka / 有坂翔
インフラ自動化は、ITインフラストラクチャの構成、管理、運用を自動化することで効率性と信頼性を高める技術です。最近では、多くのプログラミングスクールが「インフラ自動化」に特化したカリキュラムを提供しており、これにより様々な自動化スキルを習得することができます。この記事では、インフラ自動化対応プログラミングスクールで学べる主要な自動化スキルについて詳しく紹介します。
1. インフラ管理ツールの使い方
インフラ自動化の基本は、適切なツールを使いこなすことです。プログラミングスクールでは、以下のようなインフラ管理ツールの使い方を学ぶことができます。
Terraform: インフラをコードとして管理するツール。リソースのプロビジョニングや変更管理を自動化し、一貫性のあるインフラのデプロイを可能にします。
Ansible: システム構成管理ツールで、設定の自動化やサーバーのデプロイ、アプリケーションの管理を効率化します。YAML形式の設定ファイルで簡単に自動化スクリプトを記述できます。
Chef: サーバーの構成を自動化するツールで、コードベースでの管理とプロビジョニングが可能です。Rubyベースのレシピを使って構成を定義します。
Puppet: サーバーやネットワーク機器の設定を自動化するツールで、マニフェストと呼ばれるコードで設定を管理します。
2. コンテナとオーケストレーション
コンテナ技術とそのオーケストレーションも重要な自動化スキルです。プログラミングスクールでは以下の技術を学ぶことができます。
Docker: コンテナ化技術を使い、アプリケーションとその依存関係をパッケージ化することで、環境に依存しない一貫したデプロイを実現します。
Kubernetes: コンテナのオーケストレーションツールで、コンテナ化されたアプリケーションのデプロイ、スケーリング、運用を自動化します。クラスターの管理やサービスのロールアウトを効率化します。
3. CI/CDパイプラインの構築
継続的インテグレーション(CI)と継続的デリバリー(CD)のパイプラインを構築するスキルも、インフラ自動化の一部です。プログラミングスクールでは以下のツールを使ったパイプラインの構築を学びます。
Jenkins: 自動ビルドとデプロイのためのオープンソースのCI/CDツール。プラグインを使って柔軟にパイプラインを構築できます。
GitLab CI: GitLab内蔵のCI/CD機能を使用し、コードのビルド、テスト、デプロイを自動化します。
CircleCI: クラウドベースのCI/CDツールで、迅速なビルドとデプロイの自動化を提供します。
4. クラウドサービスの管理と自動化
クラウド環境でのインフラ管理と自動化スキルも重要です。プログラミングスクールでは、以下のクラウドサービスの管理スキルを学ぶことができます。
AWS(Amazon Web Services): AWSのインフラサービス(EC2、S3、RDSなど)を自動化するためのスクリプトやツールの使用方法を学びます。
Azure: Microsoft Azureのインフラ管理や自動化ツール(Azure Resource Manager、Azure DevOpsなど)の使用方法を学びます。
Google Cloud Platform (GCP): GCPのリソース管理や自動化ツール(Cloud Deployment Manager、Terraform on GCPなど)を活用する方法を学びます。
5. モニタリングとログ管理
インフラの監視とログ管理も自動化の一環です。プログラミングスクールでは以下のツールを使ってモニタリングとログの管理を学ぶことができます。
Prometheus: オープンソースのモニタリングツールで、時系列データを収集し、アラートを設定する機能を持っています。
Grafana: データの可視化ツールで、Prometheusなどのデータソースからの情報をダッシュボードで表示します。
ELK Stack(Elasticsearch, Logstash, Kibana): ログデータの収集、解析、可視化を行うツール群で、システムのトラブルシューティングに役立ちます。
結論
「インフラ自動化」に特化したプログラミングスクールで学べる自動化スキルは、インフラ管理ツールの使い方、コンテナとオーケストレーション、CI/CDパイプラインの構築、クラウドサービスの管理、自動化、モニタリングとログ管理など、多岐にわたります。これらのスキルを習得することで、ITインフラの効率的な管理と運用を実現し、ビジネスの成長を支援する能力を身につけることができます。自分のキャリアや目標に合わせて、適切なプログラミングスクールを選び、インフラ自動化のスキルを磨いていきましょう。