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MathMLの使い方・数式や分数をHTMLに埋め込みしてブラウザで表示する方法
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- Shou Arisaka / 有坂翔
MathJaxを使用してHTMLページにMathML形式の数式を埋め込む方法を説明します。 MathMLは数学的な表現を記述するためのXMLベースの言語で、MathJaxを介してブラウザでレンダリングできます。
MathJaxの設定
まず、HTMLの<head>
セクションにMathJaxのスクリプトを追加します。以下は、MathJaxを設定するためのコード例です:
<head>
<meta charset="utf-8">
<script>window.MathJax = { MathML: { extensions: ["mml3.js", "content-mathml.js"]}};</script>
<script type="text/javascript" src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/mathjax/2.7.1/MathJax.js?config=TeX-AMS-MML_HTMLorMML"></script>
</head>
このコードは、MathJaxを読み込み、MathML形式の数式をブラウザでレンダリングできるように設定します。
MathML数式の埋め込み
次に、埋め込むMathML数式をHTMLコンテンツに追加できます。以下は簡単なMathML数式の例です:
<math display="block">
<apply>
<int/>
<bvar>
<ci>x</ci>
</bvar>
<apply>
<root/>
<apply>
<power/>
<ci>x</ci>
<cn>-1</cn>
</apply>
</apply>
</apply>
</math>
上記の例では、<math>
要素内にMathML形式の数式を記述しています。MathJaxが有効になっている場合、このMathML数式は自動的にブラウザでレンダリングされ、数学的な表現が表示されます。
結果の表示
エディタでこのHTMLコードを保存し、Google Chromeなどのウェブブラウザで開いてみてください。MathJaxによってMathML数式がいい感じにレンダリングされ、読みやすい形式で表示されます。
この方法を使用することで、MathML形式の数式をHTMLページに簡単に埋め込むことができます。数学的なコンテンツを含む文書を作成する際に、読者に分かりやすい形式で数式を表記できます。
MathJaxの公式ウェブサイト: https://www.mathjax.org/